妊娠・出産・育児について
投稿日:2024.11.20
妊娠・出産・育児というライフイベントは、とても素晴らしい出来事でありながら、本人のキャリア形成においては大きな壁になる可能性があります。「性別にかかわらず、妊娠・出産・子育てをしながら働き続けやすい職場」を作るには、職場全体の理解と助け合う雰囲気作りが欠かせません。
出産、育児のライフイベントが仕事に大きな影響を与えるのは、多くの場合30代~40代。
ビジネスパーソンとして大きく成長するこの時期に、フルタイムで働くことが難しい状況になり、本人も仕事と育児の間でジレンマを抱えやすくなります。
まず上司が、部下のライフイベントとそこから起こりうることがらについて予測し、理解していることが不可欠です。さらに、自身の経験を物差しにするのではなく、相手の価値観や立場を常に理解することが重要です。
部下は周りから理解してもらうことでモチベートされ、自分のキャリアとポジティブに向き合うことができるようになります。
なお、これからライフイベントを迎える可能性がある部下には、早めの育成、前倒しで経験、を進めていきましょう。
特に、「育成」・「連携」・「変革」の経験を積ませることが、大きな成長のポイントになります。
ひとりひとりのスキル・キャリアプランを見越して、後輩の育成、他部署との連携が必要な業務の経験、今までの業務を変革するようなプロジェクトなど、さまざまな業務にチャレンジする機会を与え、応援・サポートしていきましょう。
詳しくは、2024/12/27発売『超実践!今日からできる「職場の多様性活用ハンドブック」』でもご紹介しています。
ダイバーシティ推進コンサルタント 前田 京子